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百万の手 [本]

休みの間に読んだ本。
百万の手 (ミステリ・フロンティア)
畠中 恵
東京創元社
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「しゃばけ」が大人気の畠中恵の、現代小説。
この人の文体って、かなりまったりのんびりした雰囲気で、それは時代小説の雰囲気に合っていると思う。
彼女の現代小説は他にも何冊か読んだけれど、どれも文体が同じで、登場人物もかならずある種の「豪傑」がいるので、で既視感がある。

同じことをテーマに、何冊も同じような小説を書く作家も数多いるので、別にそれはそれでかまわないけれど、今回は物語も中途半端な印象。
火事で死んでしまった友達と、焼け残った携帯電話でコンタクトできる、っていうのはどうなんだ。
それがその後携帯電話を壊してしまい、コンタクトがとれなくなる・・・
なんだかな、という展開。

時代小説の設定が面白く、のんびりと今までになかったカラーの作品が多いだけに、どうして現代小説だとこんなになっちゃうのかな?という感じ・・・
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