SSブログ

高い珈琲を飲んだ話 [食べること]

先日大須へ行った時のこと。
珈琲を飲もうか、ということに。
節分で大賑わいの大須、行ったことのあるお店は二件とも満席。
以前雑誌で見たことのある、なんかしゃらくさい喫茶店に行ってみようか・・・

そして入ったお店のこと。
カウンター席が十数席、テーブルが三つほどの小さな店。
薄暗くて喫茶店というよりはバーといった趣。
カウンター席にはひとつの席ごとにアイアンで作られたオブジェ(アクセサリーなどがかけられる、値札がついていて一万超!)、黒い箱に紅いバラのプリザーブドフラワー、小ぶりなカットグラスにお砂糖、そしてピンスポット。

もうね、趣味じゃないわけよ。
でも入っちゃったからね、珈琲こだわりの店だって言うしさ。
珈琲が美味しければそれでいいか、と諦めて席に着く。

メニューを見てびっくり。いちばん安い珈琲で800円・・・うーん、まあ、美味しけりゃいいか、とダンナとそれぞれオーダー。
しばらくすると豆を挽く音。
そして、一人用のドリッパーにこんもりと惹かれた豆が入った状態で目の前に置かれた。
??ナンデスカ、コレハ?
これ40グラムくらい入ってないか?(通常10~15gが一人分)
すると女性店員がにこやかに「こちらがモカマタリ、こちらがエルサルバドルです。どうぞ豆の香りをお楽しみください」

・・・・・・・「結構です」と言う勇気もないので、ダンナと苦笑いしながらクンクン香りを嗅ぐ。
ええ、まあそりゃ挽きたての豆の香りは素敵ですわよ。
でもさ、挽いたらどんどん酸化するんだからさ、こんなことせずにさっさといれてくれたほうが。あうぅ。
ドリッパーをテーブルに置くと「では淹れてまいります」としずしずとカウンターの端へ。
夜はホストでもやってるのかな?といった風情の若者がドリップケトルで丁寧に淹れていた。
ああ、まあちゃんと淹れてはいるなぁ、と目を離してダンナと「この店なんかおかしいよね」とコソコソ話。

しばらくして珈琲が登場。
キンキラキンのゴテゴテした高そうなカップアンドソーサーのその下に、何故かもう一枚大きなお皿が。
こ、これは何のためにあるのかなぁ・・・
棚に飾ってあるフツウのコペンハーゲンのカップで十分だけど。

まあでも珈琲が美味しければ(笑)
と珈琲をすする。

マズイ。何この渋み!マ・ズ・イ!

ええー、これで1200円取るのか!
ダンナも一口飲んで微妙な顔をしている。
無言でお互いの珈琲を飲み比べてみる。
900円のモカマタリの方がまだマシな味。
マシってだけでやはり渋みがでちゃっててマズイ。
しかも豆の量が多いな、と思った通り、濃すぎる。
濃い珈琲は好きだけど、これはダメだなぁ。

名東区にコーヒーカジタという有名店があって、そこはやっぱりかなり多めの豆を使っているけれど、最初と最後は捨ててる(はず)。
味見もかなり念入りにしていて美味しいのだ。

しかし、ここは・・・単に濃くなっちゃって、すっきり感が皆無。
ぼったくりやないか!と心の中で諦めの悪態をつきつつ店を後にした。

そんな店でもやはりちょっと変わっているせいか、客がひっきりなしに入ってくる。
たまたま通りかかった風情の人もいるが、常連っぽい人はやたらとバブリーないでたちだった。
あら、偏見かしら。うふ。

ああ、吉岡コーヒーだったら飲んでおかわりして、の二回分の金額!
ドブに捨てたようなもんだわ。
雑誌なんて信用するもんじゃないわ~と思ったのだった。









nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ついった 2013/02/05ついった 2013/02/06 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。