SSブログ

地獄でなぜ悪い [映画]

愛娘ミツコの主演映画を撮影するため、ヤクザの武藤は敵対する池上への襲撃をそのまま撮影に活かそうとしている。
そこに映画監督に間違われた男、最高の映画が撮れたら死んでもいいと思っている映画バカが巻き込まれ。

いやあ、笑った笑った。
園子温の映画でここまで笑ったのははじめてかも。
彼の映画を初めて見たのは自殺サークルだった。
正直訳がわからない、という感想が8割、ちょっと気持ち悪い1割、でもなんとなく面白いかもが1割。
未だにいくつかのシーンを唐突に思い出すことがあるけれど、理解はできそうにないな~
愛のむきだしは面白くて笑えるシーンもあったけれど、ただただ圧倒された。
まあその他数本見ているわけだけど。
若いころにこの映画の構想を考えていた、というだけあって、お金を潤沢に使って映画バカがやりたいようにやってみたぜ!面白いだろ!つーか作ってるこっちが面白いぜ!
と高笑いしているような出来である。

映画をみる前、キャスティングを知って違和感を感じたのは星野源と長谷川博己。
どちらも好きな俳優ではあるけれど、そのしを~んと合うのかな???と。
結果を言えば杞憂だった。
星野源のギャグ漫画的リアクションは今回の劇画風映画にぴったりだったし、長谷川博己ときたら映画バカそのもののふりきれようだった。
ラストの走りながらの高笑いは夢に見そうだ。
でもあそこまでの映画バカが30歳近くなるまで、映画の為に一線を越えなかったことが不思議。
とっくに映画の為に犯罪のひとつやふたつやみっつくらいやっちまってそうなのに・・・

書きたいことはたーっくさんあるのだけれど、ネタバレになっちゃうからな。
まあこういう面白い映画は見る。四の五の言わずに見るに限る。
そしてラストシーンの切り方について皆で語り合いたいわ・・・

この映画の唯一居心地が悪かったのが、歌。
なんかちょっとあれはないな、と思ったのだけど、あれがCMソングであったこと、ちゃんと自分が歌えてしまえる現状を考えると、園子温は音楽の才能もあるということか?(監督作の歌なんだってさ)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。