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偉大なる、しゅららぼん [映画]

えーっと、あらすじをのべるのもなんだかなぁ、という映画なのではしょる。

万城目作品は映像化のハードルが高いものばかりなのに、なぜこうも人気なのか。
しかも興業的に成功した作品はあまりない気がするのに・・・
興業的には、と言っているだけで、設定を変えすぎてよくわからないことになったプリンセス トヨトミ以外はとっても面白い・・・というか好き。
特に鴨川ホルモーは原作に明記されていなかった呪文?を覚えやすくわかりやすい言葉にし、奇妙なポージングとともに映像化したすんばらしい映画だと思う。
我が家ではしばらくゲロンチョリーが流行った(小学生夫婦)。

で、今回のしゅららぼんである。
面白いです。ほぼ原作そのまま。そのままなだけに既読のわたしとしては物語に対する驚きがないのが非常に悲しい(細かいことは忘れてるけど)。
これだけうまく映像化してくれるなら、原作を読まずにいればよかったかも。

キャスティングがはまっている。
濱田岳に関してはもう、殿にしか見えない。
現代の城主、というとバカっぽく見えるんじゃないかと心配したけど、彼には力を持てる者としての悲しみとか孤独とか決意がちゃんとにじみ出ていた。
確かに言動はかなりおかしくて自分勝手なとこもあるけれど、決して嫌いになれないお殿様なんである。
冒頭、彼の「よかろう」の一言でときめいちゃって・・・笑

主要キャスト3人の高校生役が実年齢とかけ離れているのを云々言っている人もいるようだけど、コメディ映画にそういう文句つけるのって無粋だと思うけどなぁ。
ちゃんと劇中のセリフで突っ込んでるからそれでいいんじゃない?

わたしはCGの出来不出来ってあんまりわからないので、琵琶湖が割れるシーンもちゃんと楽しめた。
3Dはあまり好きじゃないんだけど、あのシーンだけ3Dで見られたら面白かったかも。

ただ原作を超えたか、と言われるとそれ以下でも以上でもないという物足りなさはある。
エンドロールの後にもワンシーンあるので最後までちゃんと見るように。
そしてチケット売り場でスタンプラリーの冊子をもらった。
ロケ地マップがついていて、何個か集めるとグッズがもらえたりプレゼントが当たるみたい。
こういう企画は映画にとってもロケ地にとってもいい試みだと思う。
もう少し温かくなったらチャレンジしてみようかな。
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