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私の男 [映画]

奥尻島地震の津波で家族を失った10歳の花は、遠縁の淳悟に引き取られる。
花が高校生になったころ、ふたりのただならぬ関係を知った地元の名士、大塩は、花に別の親戚の家でいくよう諭すが・・・

賞を獲ったのでわりとみなさんご存じの映画かと思うのだが。
うーん・・・この話って結局花が淳悟とどういう関係にあったか、というのがキモだと思うのだけど、これが最初に明かされている。
明かされているから書いちゃうけど、「俺の娘だよ」というセリフがある。花もそれを聞いている。
だからわたしはふーん、実の親子なんだ、と思ってずっと見ていた。

だからふたりとも実の親子というハードルがありながらも、わりとひょい、と簡単に飛び越えてしまったような印象がしてひいてしまったというか。
この「そのハードル低すぎないか?」と衝撃をうけたのは、僕は妹に恋をする以来二作目だ。
あれもびっくりするくらい苦悩度が低かった!!

一線を越える決定的シーンがなかった、ということは、そうなるのが自然だったから、という解釈だとは思う。
けどな~そんな簡単なものかな~
だから大塩のおっちゃんが「たいへんなもの見ちゃった、これはいかんぞ」っていまさらオロオロするのが「おそいよ気づくのが!」と興ざめというか。

まあこれはあれだ、わたしが生理的に受け付けないってことなんだろうけど。
映像はきれいだし冬の厳しい感じが内容とマッチしてるし、そりゃあ俳優さんたちも熱演ですよ。
中学生から妖気をただよわす大人の女性までを演じた二階堂ふみなどあっぱれとしかいいようがない。
それでもまあ、全然好きになれない映画だったりするかな。

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