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川喜田半泥子 [日記]

陶磁器資料館で川喜田半泥子(かわきたはんでいし)の展示をしているので行ってきた。
津の素封家に生まれ、銀行に勤める傍ら、芸術に秀で50歳を過ぎてから陶芸を始めたという。
お金持ちだからこそできる芸術の極め方、というか。
お金を稼ぐことを目的としない芸術って、やっぱりなんというか、贅沢だよね。

いちばん最初の展示に狛犬があったんだけど、「あ」のほうの狛犬の頭に板状のものが乗っかってる。
なんじゃこれ、と説明書きを読むと、窯で焼いてる途中に上の棚が落ちて狛犬の頭にくっついて焼きあがったのだとか。
そのせいで「あ」に開いてた口が閉じちゃって、どちらも「うん」になってるという。
おもしろい・・・

以前も半泥子の展覧会を見に行ったことがあって、その時にとても気に入った慾袋、という水指の作品が今回も展示されており。
これさ、ガマガエルが思いきり欲張って食べ物をおしこめるだけ腹に入れて、動けなくなってうげーってなってるような形なのさ。
見てると笑える。大好き。
欲深い人間の姿にも似てる。

展示は陶芸作品だけでなく、写真だったり絵だったり。
渡航の際の絵日記のようなものもあった。
やはりもともとバランス感覚だとか色彩感覚に優れた人だったんだなぁ。


shot_1419156665922.jpg

ということでその慾袋のはがきを一枚買ってきた。
傍らの瓶は帰りに立ち寄ったアトリエkunugiで買ったアンティークのインクの瓶。

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