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リトル・フォレスト 冬・春 [映画]

去年夏・秋が公開されていてたのだけれどタイミングが合わず、見逃してしまった。
一応続き物だからどうかな、と思ったが、違和感なくとけこめた。

いち子は一度は都会に出たもののなじめず、故郷の小さな村、小森にもどり、小さな家にひとり暮らしている。
秋の終わり、いち子がまだ高校生の頃に突然失踪した母から手紙が届く。
それまではひたすらに田舎での生活をこなしていたいち子だったが、手紙をきっかけに人とのかかわりあいについて考えるようになる。

幼馴染のキッコやユウ太との交流。
村の人々との交流。
いずれにも重要になってくるのが「食べること」である。
雪深いこの村では、冬をいかに豊かな食で乗り切るか、ということが重要になってくる。
野菜の保存、長期保存する知恵、お漬物やら春に山で積んでくる山菜の始末、限られた食材でいかにバリエーションのある食事を作るか。
日々手を尽くし、マメに働きひたすらに生活し、作り、食べる。

そこには携帯電話もパソコンもない。
人生の先輩や母から学んだ知識を総動員して、日々を生きる。
たまに失敗したりする。
でもそこからまた新しい何かが生まれる。

いやはや、なんともいい映画だった。
まあしちめんどうさいこと考えずとも、出てくる食べ物がどれもこれも美味しそうで、食い意地のはっているわたしにとってはそれだけで十分。
小森の美しい景色、温かいごちそうの数々。
うーん、夏・秋バージョンも見たいものよ・・・どこかで再上映してくれないものか。


リトル・フォレスト 夏・秋 [DVD]
松竹 (2015-01-28)
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