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ストロボライト [映画]

自主製作映画だそうで。ポスターがちょっとおもしろそうだったので見に行った(動機が適当すぎる)。

捜査一課刑事の小林は、被疑者を殴ったことにより謹慎処分を受けた。
その復帰早々、閑静な住宅街で手首を切り落とされるという猟奇殺人が発生する。
目撃者がほとんどおらず捜査は難航する。
しかし小林は過去に起きたある殺人事件と今回の事件に共通点が多いことに気づく。

監督が脚本も書いているようなんだけど、これ、非常にもったいない。
プロットはかなり面白いのに、見ていると細かい点で「それはおかしいよね」ということが多すぎる。
これはミステリーとしては致命的。
欲張ってラブストーリーの側面もあるのだけれど、描写がちょっとくどい。
ていうかね・・・ヒロインはオーディションで選んだらしいけど、ちょっと地味。
どういう演出意図なのかわからないけど、ものすごく暗い性格だし。

と、まあ文句ばかり書いたけれど、ダメな作品ではない。
伊丹市でほとんどを撮影しているけれど、設定は東京。
その条件を伊丹市にのませた弁舌?、予算の確保、大人数のエキストラの使い方など。
この監督、手腕はあると思う。
いい脚本で監督業に専念すればいいものを撮るんじゃないかなぁ?とはい、素人が偉そうに申します。
だいいち自主製作映画で二時間の長尺、しかもミステリーを撮ろうという大胆さがいいと思う。

役者さんは全員知らない人ばかり。
主演の小林を演じるのは演劇畑の福地教光(ふくちたかみつ)氏。
なんか見たことあるような顔なんだけど多分気のせい。笑
背が高くて声もいいし、映像の仕事は慣れていないって言っていたけれど、舞台俳優が映画に出たときの違和感もないし、今後がちょっと楽しみな俳優さん。
実際人気者らしく、来場していたお客さんの多くが彼のファンだったっぽい。

上映後に片元監督と福地氏のトークがあった。
自主配給なので今後も上映してくれる劇場を探す、とのこと。
がんばってほしいものです。
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