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ラブレース [映画]

1972年製作のポルノ映画、ディープスロートに主演したリンダ・ラブレースの半生を描く。

厳格なカトリックの母親に辟易する日々を送っていたリンダは、バーを経営するチャックと知り合い結婚する。
しかし幸せな生活は長く続かず、チャックは売春などの容疑で逮捕される。
金に困ったチャックは、リンダをポルノ映画に出すことで儲けようとするが。

リンダ役のアマンダ・セイフライドはTIME/タイムで見たときには目ばかりが大きくて、それこそ後頭部をはたいたら眼球が飛び出るのではないか・・・と心配になる容姿ばかりが印象的だったが、今回は生身の女性を生き生きと演じている。
思慮深くはないけれど気立てのいいかわいい女の子だったリンダが何故ポルノスターになったのか。
その背景があらわになるにつれ、同じ女性としてはもう溜息しかでてこない。
正直気分が悪くなったわ・・・
時間の流れの行き来がとてもわかりづらく混乱することを含め、映画の出来としては今ひとつかなぁ。


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ほとりの朔子 [映画]

浪人生の朔子は旅行に出るおばの留守宅に、もうひとりのおばとともに夏の間滞在することに。
そこにはおばたちの友人や隣人などが出入りしていた。
仕事に集中するおばをよそに、束の間の夏休みを満喫する朔子だった。

ポスターのデザインにもなっている水のほとりにたたずむ朔子の姿がぞっとするほど美しい。
ポスターを見てきれいだな、と思っていたが、映像はなお美しかった。

特に何かが起こるわけではない。
朔子の浪人生という立場からくるよるべのなさが妙に心地いい。
人と人との間をふわふわと漂うように、その仲が深まっているような離れているような。
福島から家族と離れ避難してきた少年との淡い関係がこの映画のキモではあるけれど、ひとすじなわではいかない大人の世界の描き方もまたうまい。

二階堂ふみは地獄でなぜ悪いと並行してこの映画を撮影していた、とたしか以前新聞で読んだけど、あれだけ方向性の違う役を・・・大したもんだ。
福島出身の少年を演じたのは大賀。
どこかで見たことのある顔・・・八重の桜で徳富蘆花を演じていた子だった。
美形じゃないけど独特の存在感があっていい感じ。

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