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ドロンワーク [日記]

お気に入りのリネンのブラウスに穴が開いてしまった。
夏のもので、ハイシーズンには週に二回くらいは着ていた。
腰骨とカバンが当たるところが擦り切れてしまったのだ。

去年の夏の終わりにそのことに気づいて、ワッペンでも貼る?と探したのだが、ワッペンってあれだ、子どもむけのばかりなんだね・・・
キャラクターものとか、カラフルなものばかり。
白なので白のレースっぽいワッペン、と思っていたのだけれど。

どうするかなぁ、とずっとことあるごとに考えていたのだが、先日図書館で借りた古い雑誌に、抜き糸刺繍なるものが載っていて、これだ!とひらめいたのである。
抜き糸刺繍・・・調べるとドロンワークというらしい。

はじめてのドロンワーク
西須 久子
文化出版局
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雑誌では細かいところがわからなかったので、この本を購入。
白地に白糸で刺繍・・・なんと慎ましい!乙女だわ!
綿やリネンの糸を抜いて、それに刺繍をするものなのだが、ちょうど穴あきに使えそうなものもあって、それにチャレンジ。
穴の開いた部分を切り、まずはボタンホールステッチ・・・

う、う、う、なんかお手本通りにきれいなステッチにならないなぁ。
まあいいや、糸を対角線上に張って、糸をぐるぐるくぐらせて・・・あう?
糸がたるむ!のわー!

ええ、自分が裁縫苦手なこと、忘れてたんですよね。
決して不器用な方ではない・・・編み物は得意なんだけどなぁ・・・
どうもむかしから裁縫が苦手で、基本的なこと以外は全然うっちゃったままこの歳になってしまった。

まあちょっと言い訳すると、すでに二年着て洗い倒したブラウスなので、生地自体がかなり薄くなっていて、刺繍が重くてヨレヨレになった、というのも原因のひとつ。
三度ほどやり直してそれでもうまくいかず、おいおい嘆いていたらダンナにあきれられた。
「だってこのブラウスがなかったら今年の夏どうやって過ごせばいいのか!」
と訴えると新しいの買えばいいじゃん、と言われた。

ま、そーなんだけどさ、似たようなのがみつかるとは限らないじゃん。

どのみちこの刺繍が素敵すぎて恋しい気持ちは変わっていないので、ちょっと練習しようかなぁ、と思っているのだった。
だって本、お高かったもの・・・
がんばる、わたし負けない。
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