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拷問に使えます [食べること]

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山椒の季節です。
先日山椒の実を見かけたので買ってきた。ひと箱・・・欲張りすぎたか・・・

アク抜きをして茹でて冷凍庫に入れておいて、ジャコと佃煮にしたり、ぬか漬けの香りつけに使うのである。
ぬか漬けに入れる分には小枝はついていても構わないのだけれど、佃煮にするならばやはり処理はきちんとしたい。
そう思って一生懸命小枝を外しているのだが、なんかいっこうに進まない・・・
昨夜も途中で「もうやだー」
「気が狂うー」
「うえーうおおー」とか言いながらチマチマ手を動かしていた。
今日は会社に持ってきて、昼ごはんのあと作業したけれど、まだまだ半分以上残ってる、よね、これ・・・

ナチスは単純労働を拷問代わりに使ったと聞いたことがあるけれど、その辛さ、身を持って理解した!
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夢は牛のお医者さん [映画]

1987年、新潟の小さな村の小学校に子牛が3頭やってきた。
それをきっかけに将来は獣医になると決めた少女を追った、なんと26年間にも及ぶドキュメンタリー。
日本でこういう長い月日をかけたドキュメンタリーって、とても珍しいのでは。

子牛を慈しみ育て、秋に出荷。
飼っていた家畜をどうするか、という映画は記憶に新しいところで妻夫木くん主演のブタがいた教室がある。
こちらは最後に育てた豚をどうするかで生徒たちが涙交じりに議論するシーンがあった。
が、こちらは初めから体重が100キロ超えたら出荷、と決まっている。
子どもたちが牛の卒業式を企画するのだが、このあたりが泣けて泣けて仕方がない。

幼い少女が獣医になる、と決意し、それを一度も曲げることなくひたすらに勉強。
家の経済的事情から、大学受験に失敗したら諦めると自分を追い詰め、合格を勝ち取った時の涙。
大学に入ってからもひたすらに勉強と獣医の先生について回る日々。
家畜をみる獣医さんて本当に過酷で、本当に女性には体力的にも精神的にもきつい仕事だなぁ、と思う。
現在彼女は既に獣医になって10年以上のベテラン。
とんでもない冬の豪雪の中、車を走らせ家畜たちのもとへ走り、酪農家のサポートをする。
本当に素晴らしい。これからもがんばってほしいな。

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チョコレートドーナツ [映画]

1970年代のアメリカでの実話に基づいた映画。

歌手を夢見ているショーダンサーのルディと弁護士のポールはゲイのカップル。
ルディの隣人が薬物で逮捕され、ダウン症の少年マルコがひとり取り残される。
施設に入れられたものの、マルコは施設を抜け出して自分の家で帰ろうとし、ルディはそんな彼を放っておけなくなる。
ポールの助言で法的に彼らの保護下におかれたマルコだったが、ゲイに対する偏見から、周囲はマルコとルディたちを引き離そうとする。

なんとも切ない話。
ルディとポールはひたすらマルコに愛情を注ぎ、特別学級に通わせ、パーティーへ連れ出し、誕生日会やハロウィンのイベントを楽しみ・・・
表情に乏しく自己表現もつたなかったマルコがゆっくりと成長していく姿。
本当の親のように彼を愛したふたりが、単にゲイだった、というだけで迫害を受けるようすは本当に腹立たしい。
たかだか40年前のアメリカ。そんなものなのかな。
今でもそうなのかな。日本だったらどうなんだろう・・・

ラストの厳しさに言葉を失う。
でも無意味な偏見がどれほどくだらないことか学ぶにはいい映画だと思う。
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