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ぼくを探しに [映画]

ベルヴィル・ランデブーのシルヴァン・ショメ監督が、初の実写映画にのぞんだ作品。
わたくしアニメってどうも苦手でめったに見ないのだけど、ベルヴィル・ランデブーはおすすめされて映画館で見た。
独特の絵のタッチといい、奇想天外な発想といい、とても楽しいアニメ映画だった。
この映画もたしかにアニメにありそうな色使いだな、と思わせるにぎにぎしさ。

幼いころに両親を失ったショックから、言葉をしゃべることなく大人になったポール。
伯母姉妹に育てられ、彼女たちののぞみであるピアニストになるべく、日々ピアノを弾く日々。
単調な毎日だったが、ある日同じアパルトマンに住むミセス・プルーストと出会う。
彼女が作るお茶は特別な力を持っていて、それによってポールは脳の片隅から両親との記憶を取り戻していく。

まさにファンタジー。途中、あら、かなりきびしめな内容?と思わせながら、最後はすっきり、の着地点。
ミセス・プルーストの部屋がなんとも素敵。
女性は見て楽しいだろうけど、男性はどうだろうなぁ。
少しうざったく感じるかもね。

それにしても、だ。
最初の印象は陽気で無神経だけど人のいい伯母姉妹が、かなりダークな人たちだったのが薄気味悪い。
だってあんなピアノを甥っ子に弾かせるなんて、ねえ?
ほとんどそれはホラーでしょ。
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監視者たち [映画]

韓国警察特殊犯罪課で凶悪犯の行動監視を専門とする部署へ配属されたハ・ユンジュ。
ソウルではある武装犯罪集団が暗躍していたが、その姿かたちはなかなかつかめずにいた。

いんや~、これ面白い。
韓流ブームのころだったらかなり大規模に公開されていただろうに。
お隣を国を嫌うムード、わたしは好きではない(というか国益考えたら無駄)。
なにより面白い映画を見る機会が減ってしまうのは、悲しいことよ、と思います、はい。

わずかな手がかりから犯罪者を特定し、マークして徐々にその間合いを詰めていく。
常套手段だけどこれがめっぽう面白い。
主人公が見目麗しい華奢な女性っていうのもいいし、犯罪グループのリーダーは私の頭の中の消しゴムのチョン・ウソン。
格好いいです。あんまりしゃべんないのがまたいい。
身内のミスに容赦がなくて、危険を察知すれば迷わず相手を殺す。
そしてキレッキレの頭脳、状況判断力。はまってる~

内容はシビアだけど、会話がわりとアットホームな感じなのも、緊迫するシーンといい対比になってる。
チーム内でコードネームは動物の名前をつけるのだけど、主人公は何がいい?と聞かれて「小鹿」と答えるんだけど、実際にリーダーが皆に披露したのは「子豚」。
こんな感じでユーモアあふれるシーンが多くて楽しい。
クライムサスペンスが好きな方にはおすすめ。
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