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再放送? [日記]

先日会社のお昼休みにテレビを見ていた時のこと。
宝くじの番号抽選会の番組が突如はじまった。
そういえば年末ジャンボは見たことあるけど、通年こういうのってテレビでやってるんだね~
同僚は初めて見たそうな。
会場は東京宝塚劇場。宝塚歌劇団の方がステージ衣装で現れたのを見て、同僚が言う。

「宝くじだから宝塚の人が出てきたの?」
え・・・会場が宝塚劇場だからじゃない?
「あ!そっか」

同僚はけっこう天然だと思う。
抽選はデジタル方式だと不正が簡単だから、という理由からだろう。
ルーレットを回して矢を一斉に放つ(そのボタンを押すのが歌劇団の人の役目)。
キャンペーンガールは幸運の女神、である。
その佇まいも含め、かなりアナログな雰囲気である。

「ねえ、なんかものすごく・・・昭和っぽいよね」
そうだねぇ。あ、もしかしたら再放送かもしれないよ?
「ぎゃはは!何それ!そんなん誰が見るの」
かつて高額当選した人が、「あの興奮をもう一度!」とかいってリクエスト放送を依頼したとか

同僚、バカウケだった。
まあ実際に再放送やったら・・・苦情の嵐だろうな~

と、くだらないことを考える午後。
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あん [映画]

どら焼き屋の雇われ店長の千太郎のもとに、雇ってくれと懇願する老婆徳江が訪れる。
歳だからと断るが、徳江は自分で作ったあんを置いて去る。
そのあんのうまさに驚いた千太郎は、徳江を雇い入れる。
どら焼きはおいしいと評判になり店は大繁盛するが・・・

映画には、ストーリーを明かしては面白くないものもあるが、全部わかっていても面白いものもある。
この映画は典型的な後者。
地に足のついた滋味深い物語だ。
何がいいって、ロケーションがいい。あの商店街、あの桜並木、その片隅のどら焼き店の佇まい。
役者がいい。主なキャストである樹木希林の浮世離れした幼女のような純粋さ、罪を背負って酒におぼれながらも地道に生きようともがく永瀬の背中の寂寥感、母親と心を通わすことができずに居心地の悪い毎日を送る女子中学生(樹木の孫だそうな)。
後半少々ダレる部分もあるが、緩やかな時の流れを桜並木の移り変わりで語るうまさ。

うーん・・・河瀬直美監督、やはり海外で評価されるだけのことはあるのだなぁ、と。
彼女の作品は2つ目の窓しかみたことがない。
これは美しい映像ではあったけれど、どうもわざと難解にして高尚ぶっている感じがした(だいだいタイトルの意味がわかんないし)。
もしかしてオリジナルでないほうが商業的にはうまいこといく映画を撮れる人なんじゃないだろうか・・・

エンディングの秦くんの曲もいい感じでございました。
ああ、わたしもおいしいどら焼き、食べたいな~



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