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色即ぜねれいしょん [映画]

監督 田口トモロヲ
出演 渡辺大知 臼田あさ美 堀ちえみ 

みうらじゅんの自伝的小説を田口トモロヲが監督。
まあ、外れるわけがないよね。

1974年京都。仏教系の男子校に通う純はボブ・ディランをこよなく愛するギター少年。
平凡でそれなりに裕福で理解のある両親のもとですくすく育ち、人に語る不幸がないのが悩みといえば悩み。
同じ文科系の友達に「夏休みに隠岐島へ行こう!あそこはフリーセックスの島らしいぞ!」と誘われる。
彼らはフリーセックスの意味をはきちがえたまま、浮かれ気分で島を訪れる・・・

主役の子の笑顔がなんともまあ・・・屈託ないというか、なぜそこまで常ににやけているのだ、というか。
この笑顔はちょっと癖になるかも。
出演してる人たちが目アカのついてない人が多くて新鮮。
くるりとか銀杏BOYSって名前は知ってても顔知らないもん。
ミュージシャンって演技うまい人おおいよね。

隠岐島の出来事がちょっと弱いような気もする(別れのときの涙と比べると)んだけど、若い時の旅って、たいした出来事がなくても一瞬一瞬が脳裏に焼きついてるものなんだよね。
列車から眺める風景とか、キラキラした街路樹の緑とか。
わたしは大学時代一人旅をけっこうした方なんだけど、友達と、っていうのはあまりしなかった。
この映画を見て友達との旅行、もっと行っておけばよかったなぁ、と思った。

青春とは楽しいけれど、恥ずかしくって間違いばかりで、今思えばやり直したいことやなかったことにしたいことだらけで、でもそれらも含めて全部が今の自分につながっているわけで。
戻りたくはないけれど(あんな恥ずかしい時代をもう一度体験するなんてイヤ笑)、やっぱり青春って、いいなー、と思わせてくれる。

しかし。大学が仏教系だったから、映画の冒頭の唱和には受けたわー
同じの入学式で言わされたもん。ウンナンサラナンガッチャーミー!(言わなかったけど)
法然コールはなかったけど。
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コメント 2

バニラ

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面白かったよ、この映画。
堀ちえみとリリーフランキーのうさんくさい夫婦も
岸田さんのヒッピー家庭教師も、天然なオリーブも、
黒猫チェルシーの18歳も良かった!
それと、特記したいのはヒゲゴジラの演技!笑 最高。
しばらく「旅に~」って頭からあの歌が離れませんでした。
by バニラ (2009-08-26 23:58) 

やぶ

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バニラさん
うさんくさいて。笑
リベラルというか、あの親じゃ反抗する気も失せるよね~
ある意味気の毒。
黒猫チェルシーの子、いいね。

ヒゲゴジラね~
本来汚い髭とロンゲはきらいなんだけど、あそこまで突き抜けてると全く気にならない自分が不思議・・・
by やぶ (2009-08-27 10:33) 

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