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ロミオとジュリエット [佐藤健]

2012年6月2日 於シアターBRAVA!

佐藤健初舞台初主演を見に行ってまいりやした。
mixiでチケットを譲ってもらったんですが、東京の会場の感覚で「ああ、センターブロック」と思っていたら、なんと端でした。
観劇前日に気付くという恐ろしさ。笑
まあいいのです、けっこう前の席だったし、表情などは十分肉眼で見ることができました・・・
というか、ライブならともかく、演劇でもみなさん双眼鏡使うのねん。
内容はどうでもいいのかしら・・・

まあ端ということもあって、残念だったのは登場人物の背中を見ることが多かったこと。
そうかぁ、端っこだとこういう不具合があるわけだ。

なんせ商業ベースにのってる演劇を見るのは12年ぶり・・・
友達の劇団の公演はぼちぼち行くんですがね。ほら、おおがかりな舞台ってチケット代がお高いじゃない。
なかなか手が出ない。今回のこの舞台もS席11000円だしね。
若い健ファンは大変だなぁ、と思う。

で、内容はというと。
んん・・・・・・
あちこちでのレビューを読んで公平に判断して、劇全体の出来としてはあまり良くないのではないか、という予想はたてていた。
なので全く期待せず、健くんを堪能するべ、という気持ちで挑んだのだけど。

期待値が低かったにも関わらず、更にその下をいく出来栄えだった。
あれはねぇ、演出がダメよ。
現代風な演出と古典的な演出がうまくミックスできでない。
ちぐはぐな印象。
笑いの場面は確かに笑える。が、やりすぎの部分も。
キムラ緑子氏は実は大好きな女優さんで、健くんの次に見るのを楽しみにしていた俳優さん。
確かに彼女上手い。間というか、呼吸のひとつひとつも完ぺき、なんだけどやりすぎだったわ。
この笑いの場面で主題のロマンスがより際立ったか、と聞かれると否、とわたしは答える。

え~っと、文句を先に書いてしまおう。笑
ロミオとジュリエットが恋に落ちる舞踏会のシーン。
あの石原さとみ氏の衣装、ものすごく短足に見える!
スカート丈をどうにかしてあげて!!
若干O脚気味なのが目立ってしまってバランス悪い。
それが気になって重要なシーンなのに上の空になってしまったよ。
やっぱロングドレスのほうがよかったんじゃないかなぁ。

あとセリフカミカミのベテラン俳優さんが一名。
重要なシーンだっただけにあれはないな、と思った。

はい、ここからはいいところ。
健くんのできのよさ。
これはファンのひいき目を差し引いても称賛に値すると思う。
あの難しいセリフに情感を乗せ、しかも観客の頭にちゃんと残るような言い回し。
発声も想像よりもちゃんと舞台用になっていて、いい声。
体の動きも含めて、意外に舞台でもいけるかなぁ、という感じ。
ただ肩に力が入って首をすくめるようなポーズが多かったのはマイナス。
ああすると手が短く見えて舞台映えしない。手の動きって重要だしね。

賀来賢人氏がその点上手かった。
テレビドラマで見るとさほど大きいとも目立つ感じでもない印象を受けるけど、すんごい舞台映えする。
存在感ハンパない。彼は舞台のほうが断然いいと思う。

そんなとこかなぁ。
まあ舞台って一回一回違うものだし、わたしが見た回がそうだった、というだけで、あなたが見た時はまた全く別物だったかもしれないってことで。
この舞台トータルでいえば、11000円の価値は残念ながらなかった。
カーテンコールでスタンディングオベーションになったんだけど、立つ気にならなくてずっと座ってた。
見たかったけどさ、健くんのこと。
わたしのポリシー(笑)が許さなかったわ。

せっかくあれだけ動ける若者そろえたんだから、もっとアクションシーンをち密に組み立てて、そのクール&ハードさとロマンスで相乗効果、っていう演出のほうがよかったんじゃないかなぁ、と思うのであった。
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