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しあわせカモン [映画]

撮影は2009年。主人公の地元で上映以後、お蔵入りとなっていた映画がお蔵入り映画祭でグランプリを獲得。
全国公開と相成った。

最近の鈴木砂羽氏の人気っぷりもあって、話題になっていたし、予告編がよくて期待していた。



のがいけなかったのか。いや~、泣ける泣けると聞いていたけど、全く泣けなかった。

シンガーソングライター松本哲也の自叙伝『空白』を基に、彼と母の扶美江を モデルした映画。
予告ではまったく出ていなかったのだけれど、扶美江は覚醒剤中毒で、主にこれがこの親子が長らく一緒に暮らせなかった原因のようだ。
結婚の馴れ初めから息子がデビューするまで話はどんどん進んでいく。
で、その進み方が速い・・・というかうーん、事実を切り取って見せているだけなんだよね。
歴史の教材ビデオのように「こういうことがありました」「こんなこともありました」という羅列。

松本哲也の歌もいいし、子役もいいし、石垣くんも上手いと思うし、なにより鈴木砂羽の演技には惹きこまれた。
熱量を感じる演技というか。すごかった。
それだけにこの構成には疑問を感じる。もうちょっと見せ方があったんじゃないかと。
もったいないな~と思いながらスクリーンを見つめていた。

感情の積み重ねを彼らと一緒にできなかったせいか、息子の気持ちが一気にほどけるシーンも少々唐突に感じた。
え、あの言葉だけでいいの?と。
その後のいい子っぷりが不思議でさぁ。
あのシーンに説得力を見いだせなかったのが残念。

で、もしかしてこれはわたしの感受性が鈍くなっているのか。
汚れちまった心のせいか。なんてこともチラチラ思うのですがね。


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