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白樺書房 [本]

先日同窓会で藤が丘に行った時、駅前の白樺書房が白い幕に覆われていた。
改装かな?と思ったけれど、この11月15日で閉店したんだそうな。
これで藤が丘に路面の本屋さんはなくなったのかな?

藤が丘に越してきたのは小学校にあがる少し前。
当時から白樺書房は営業していて、その頃は小さな店舗。
そしてすぐに同じ商店街の西側に広い店をもう一店舗開店していた。
父親が本好きだったのでよく本やら雑誌やらを買いに行かされたし、そろばん塾をさぼるときはたいてい白樺書房で立ち読みしていたなぁ。
中学高校時代はもっぱら立ち読みだったけれど、大学生になってバイトで稼ぐようになると、お給料が出たその日に(同じ商店街でバイトしていた・しかもお給料は現金支払い)ホクホクしながら白樺書房に立ち寄り、毎月一万円分くらいの本を買うのが楽しみだった。

小さい頃から使っていたからか、本の好みが知らず知らず品揃えに影響されていたのか、「あの本欲しいなぁ~」とお店へ行ってベテランの店員さんを探して尋ねると、新刊書だとかベストセラーでなくてもすぐに棚に案内してくれた。
あの店で「うーん、ないです。取り寄せですね」と言われたほとんどないかも。
そういや一日だけの棚卸のバイトをしたこともあったっけ。



ショートストーリーなごやの第3回佳作「桜の街のドーナツショップ」は藤が丘が舞台。
とは言っても原作と違って映像化のほうは桜の季節に撮影できなかったので、ロケにはほとんど違う街が使われているけれど、出てくる本屋は白樺書房が使われている。
確か出入り口のとこだけだけどね。
(ラストシーンは中区千代田通りかな?電線が汚い。あれを藤が丘から四軒屋に抜けていく道の満開の桜並木だったら、と思うと本当に残念)

街の本屋さんがなくなってしまって、子どもたちはどうするんだろう。
ネットで買えるとは言っても、本屋をぶらぶらしながら新しい発見をする醍醐味は、やっぱり身近な本屋でしか味わえないと思うのだけど。
思い出の場所がまたひとつ、消えちゃったな。
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