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閉鎖病棟 [本]

今年に入っても割りと読書はコンスタントに量をこなしているけれど、ついつい読書メモ書くのが億劫で。

閉鎖病棟

大阪帰りの電車内で読了。
冒頭バラバラのエピソードが並んでいてよくわかんないな、なんて思って気が乗らなかったのだけど、病院内の話になってからはどんどん引き込まれた。
世の中から一線を引いて生きている患者たち。
何が原因で己は精神を病んでしまったのか。
長い年月をかけて立ち直っていく姿に素直に共鳴できた。
人が立ち直るには、やはり時間だけじゃダメなんだ。

結局それが一番大事なのかも [本]

ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ

本、というか日記帳といか。
毎日の排便をチェックする手帳。
後ろの頁にカラーチャートまであって、自分のウンコがこの色だと栄養不足とか、便秘気味とか、病気の傾向まで一目で分かる!
これを本屋で見つけたとき、思わずうっとりしちゃったよ。

猛スピードで母は [本]

猛スピードで母は

読書メモ
聞き覚えのあるタイトル、と思ったらこれも芥川賞受賞作なのか
映画にしやすい内容だよなー、なんて思って読んでいたら、丁度離婚でもめている竹内結子が収録作「サイドカーに犬」に主演なんて話を聞いて、我ながらタイミングのいい・・・などと思ってしまった
きっと映画は昨今流行の昭和ノスタルジックで攻めるんだろうなぁ
しかしこれも小さい世界の話だなぁ
それが悪いこととは言わないけれど
タイトルのセンスがいいだけに、内容が少々伴わないカンジ

ドライブイン蒲生 [本]

ドライブイン蒲生

読書メモ
八月の路上に捨てるで芥川賞を受賞した、角田光代の配偶者、らしいね
なんだろ、最近のわたし同年代以下の作家って、漠然とした不安感をポツポツイジイジ書く人、多いよね
流行なのか?
イジイジしてる割には妙に後口がドライ
なのでなんだか胡散臭い
小説なんて、嘘っぱちの世界だけれど、嘘の中の真実は必要だと思うよ

しっぽでごめんね [本]

しっぽでごめんね

読書メモ
しっぽ、という言葉に弱い
タイトルにしっぽ、が入っていたから読んだだけ
導入部もしっぽのある赤いものしか食べない女の子の発想も悪く
けど如何せん登場人物に血の通った、体温を感じられない
上っ面の綺麗さと切なさを、想像力だけで書き上げた空疎な物語

空中庭園 [本]

空中庭園

読書メモ
リベンジ、角田光代ということで、映画化された小説を
この話をよくあの映画にまとめたなぁ
豊田監督はホント、勿体ないことしたね・・・

一見幸せそうな家族が、実は他人の目から見ても本人たちも崩壊してる厳然たる事実を、それぞれの目線から切り取ったオハナシ
残酷で滑稽で救いがない
面白い、と言う人がいるのはわかるけれど、わたしは暗すぎて生理的に受け付けない
も、もしかして相性悪い作家なのか・・・

作家小説 [本]

作家小説

読書メモ
名前が奇天烈だよね・・・
短編集ということもあってテンポよく読めて面白かった
もっと重厚な文章を書く人かと思ったら、割りに軽妙
面白いけど、「そのラストは小説家としては禁じ手でない?」という話も
ま、ご愛嬌か・・・

うつくしい子ども [本]

うつくしい子ども

読書メモ
一気読み。やっぱ石田衣良ってうまいな。
主人公がちょっと冷静すぎな気もする。
自分がこんなにしっかりした子供じゃなかったから、それは嫉妬なのかもしれない。
自分の弟が人を殺してしまったことにより、成長せざるを得なかった少年と、本当の友情。
しかし、被害者だらけな世の中だ。

ライオンハート [本]

ライオンハート

読書メモ
えええええ、ちょっとくどくない?と思ったらやはりあちこちの雑誌に
短編として載せた話を集めたらしい。
最後にまとまるよな、まとまらないよな。
納得もできない。

球形の季節 [本]

球形の季節
球形の季節
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恩田 陸
新潮社
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読書メモ
高校生の揺れ動く心を描いた群像劇
かと思いきや、最後は迷走
なんとなくSFっぽい結末へ
うーん、ちょっと肩透かし

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