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ぼっちゃん [映画]

秋葉原無差別殺傷事件を引き起こした加藤智大被告をモチーフに、そこへ至るまでの過程を描いた内容。
これが・・・稀にみる肌の合わなさだった。

主人公・梶は工場などの派遣で食いつなぐ青年だ。
友達もいない、うまれてこのかた女性と付き合ったこともない。
不満を吐き出す場所はネットの掲示板だけ。
表情のないうつろな目でガラケーをチマチマいじる姿は卑屈そのもの。
しかし新しい職場で同じように他からうとまれている田中と出会い、初めて友達というものができる。
梶と同時に入社した岡田はイケメンで、ことあるごとに梶をいいように使うが・・・

主人公がすごいのね。もうコンプレックスの塊で、不細工だから嫌われるんだと思い込んでいる。
顔の造作よりもそのまとう空気が他を寄せ付けないようにしているだけなのに。

わたしの大好きな漫画にこんな台詞にある。
「バカが暗くてどうする!」これってバカに限らずブサイクでもなんでも当てはまることだと思う。
別に無理やり明るくしろとか道化になれってことじゃなく・・・心の持ち方ってこと。

言葉って恐ろしい物で、言い続けてるとそれに自分が引っ張られることがある。
だからこそ自分を卑下する言葉は言っちゃいけないと思うのだ。

主人公を見てるともーイライラしちゃって最後まで見るのがキツかった。
もううんざり!!
社会の隅っこに追いやられてるんじゃなくて、自分でそこにしがみついてるだけじゃん!と思う。

同僚のいじめっこ、岡田を演じた青年の物語のほうが面白かったな。
この俳優さん(淵上泰史)綺麗な顔立ちだけど、よくこんな役引き受けたなぁ、と感心。
そして宇野祥平の安定感。素晴らしいねこの人。

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たける祭りついった 2013/06/13 ブログトップ

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