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ムード・インディゴ うたかたの日々 [映画]

原作はボリス・ヴィアンのうたかたの日々(古い訳の本は「日々の泡」というタイトル)。
といってもわたしは外国文学にはとんと疎いので全く知らない作家・・・

このブログでも何度か書いているのだが、2001年配給の利重剛監督のクロエもこの小説を原作としている。
わたしクロエが大好きなので、どうしても比べてしまいながら見ていた。
どちらが好きかと問われたなら。うん、やっぱりクロエに軍配をあげるな。

仕事をしなくても財産があり、気ままに暮らしているコランは、友人のパーティーでクロエという女性と出会う。
一目見たその日からふたりは恋に落ち、やがて結婚。
幸せな日々が続くかと思われたが、クロエは肺に蓮の花が咲く病気になる。
コランは彼女の治療の為に財産を使い果たし、危険な仕事にまで手を出す。

予告を見て少しは覚悟していたけれど、ミシェル・ゴンドリー、めちゃくちゃファンタジーなビジュアルを展開。
あまりに凝り過ぎていて、最初の5分で食傷気味になってしまった・・・
や、かわいいのだけどね。面白いし。発想力はすごいし。ただ少し過剰な気がするんだよね。
異次元のおとぎ話として、最初っからSFでも見る気分でいたならば、すごく楽しめたのかもしれない。
でも何より不満だったのが、放り投げたような終わり方(文字通り放り投げてるし)。
もうちょっと余韻とかないの!?とげんなりと劇場をあとにしたのだが。

調べてみたらこの映画、わたしが見たのはインターナショナル版で95分の尺。
ディレクターズカット版は131分あって、皆さんそちらを絶賛してらっしゃる・・・
なにそれー、聞いてないし。長いのは多分江戸のみだったんだろうな。あう。

というわけで、DVDが出てから見よう、と思っているかたは是非ディレクターズカット版をご覧くださいまし。
ついでにクロエも見てね。


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