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メイジーの瞳 [映画]

ロック歌手の母と美術関係の仕事をしている父が離婚し、6歳のメイジーはそれぞれの家で10日間ずつ過ごすことになる。
ふたりともメイジーを愛してはいるのだが多忙で、それぞれ新しいパートナーを見つけ、そちらにメイジーの世話を押し付ける。

どのメディアも書いているけれど、メイジーを演じるオナタ・アプリールが素晴らしい!に尽きる。
両親は時間と心の余裕がないだけで、自分はちゃんと愛されているという自覚を持っている。
持っているが、我を通すほど子どもではないし、我慢しきれるほど大人でもない。
その微妙な立ち位置や、大人たちを許すような憐れむような表情がなんとも切ない。

本来なら親と一緒にいるときに見られるはずの笑顔や屈託のない笑い声は、次第に両親の前ではなく、それぞれのパートナーの前でばかりに現れるようになる。
それにつれて皮肉なことに新しい破局と恋が芽生えるのだ。

それにしても、大人って、勝手だなぁ。
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ゲノムハザード ある天才科学者最後の5日間 [映画]

仕事から帰った石神武人は、部屋で妻が死んでいるのを発見する。
そこへ一本の電話が入るが、ながれてきたのは死んでいるはずの妻の声だった。

うーん、まあ何を書いてもネタバレになってしまうような類の映画ですな。
主人公はアーティストとしてデザイン事務所で働いているのだけれど、自分の知らない自分が徐々に出てくるわけ。
左利きだったはずなのに右手を自然に使ったり、知らないはずの韓国語をしゃべったり。

話がちょいと難しい(と思うよ)ので、自分がちゃんと理解できたかいまひとつ自信がないわ~
それを踏まえた上での言い草だけど、物語の展開としてはあんまりうまくない、かなぁ、と。
おまけに真木よう子はちょっとしか出ないし、お色気ないし。
まあひたすら西島さんのアクションと走りと痛みに耐える苦悶の表情を堪能する映画である、と言える。
しっかし、相変わらずすんごい肉体だこと・・・

イラストレーターとか科学者であんなに鍛えている人って、とーっても珍しいと思うのだけどね・・・
ま、格好いいからいっか。
どうも原作者へは監督から続編のオファーがあったらしい(新聞のインタビューによると)。
どうかね~どうなんだろうね~

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