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セッションズ [映画]

幼いころにポリオを発症し、首から下が動かない状態で38歳となったマーク。
彼はヘルパーの手を借りながらひとりで生活をし、詩人として生計をたてている。
美しいヘルパーのアマンダを知り、もとから芽生えていた「愛する人とセックスをしたい」という気持ちが強くなる。
カウンセラーからセックス・サロゲート(字幕はセックスセラピスト、代理人と表記)という存在を聞き、サロゲートのシェリルと訓練に挑む。

実在の人物の手記をもとに製作された映画だそうな。
マークは首から下が動かないといっても、感覚はある。
痛みも感じるし、快感だって。
シェリルとのセッションを重ねるにつれ、お互いに愛情が芽生えるが、シェリルには家庭がある。

なにより驚くのが、マークが寝たきりにも関わらず、ひとりで暮していること。
もちろん昼と夜間のヘルパーは欠かせないが、真夜中にはまったくの一人きり。
日本ではあまり聞いたことがないケースではないだろうか。
本人も勇気がいるし、親にもそれ以上の勇気がいるだろう。
そしてセックス・サロゲートという存在がある、という事実。
日本にも存在するのかしら?

ちょっと前(でもないか)に同じく障碍者の性を題材にしたナショナル7という映画もあったっけ。
これはもっとあけすけな感じだったと思う。

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黒執事 [映画]

なんでも原作が漫画なんだとか。
原作を知らず、見るつもりもなかったのだが、ダンナの「あまりにくだらなさそうだから、そこんとこ確認したい」という謎な理由により見てきた。

世界が東西に分裂、どっちか忘れちゃったけど、片方は女王が君臨する世界。
で、その女王がなんのためかよくわかんないけど密偵(劇中では「犬」と表現)をあちらこちらに忍ばせていて、剛力ちゃんはそのひとり。
幼いころにわけあって、別人というか男性のふり・・・若き当主として伯爵家をしきっている(子爵だっけか・・・)
んでそこにぺったり張り付いて御身を守っているのがセバスチャンと呼ばれている執事。
異様に身のこなしが早い彼、剛力ちゃんの言うことならオールOK。
殺人や犯罪も厭わない。というか楽しんでやっている。なぜなら彼は悪魔だから。
そう、剛力ちゃんは悪魔に魂をささげる約束をしているのであ~る。

どうやら原作ファンからは俳優とキャラのイメージが違いすぎる、とブーイングがおこっているそうな。
まあわたしはそこんとこはわからないけれど。
気楽に楽しめる娯楽作としては、そこそこ。
美術、相当頑張ってます。
衣装、なかなか素敵です。
アクション、これかなり格好いい。
スピード感満点、スタイリッシュ!
メイド服アクションなんて、多くの男性の妄想を素敵に具現化したいい出来なんじゃないでしょうか。

でもまあ、物語に新鮮な驚きはないし、それにセバスチャンはなぜあんなしゃべり方なんだろう。
あのわざとらしいしゃべり方が気になって気になって・・・
優香が意外に熱演してたな。すごくうまいってわけじゃないけど、頑張ってるな~って。笑
でもあの高笑い、小池栄子にやらせたい気もする・・・最初っから悪者臭プンプンするけどね!
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麦子さんと [映画]

このところ新作が続々公開、の吉田恵輔の監督作品。
主演の堀北真希は、かわいいとは思うけれど俳優としては「つまんない」のであまり出演作を見ないのだが、予告編が面白そうだったので。※1

声優を目指す麦子は兄と二人暮らし。
そこへ幼いころに離婚して家を出た母親が突然やってきて、一緒に暮らし始める。
母親とどう接していいかわからず突っぱねた態度しかできない麦子だったが、病気で母は急逝する。
母の田舎へ納骨に訪れた麦子は、若いころの母にそっくりだと地元の人たちから歓待される。

親との距離感がうまく取れず、些細なことに反発したり、感情がうまくコントロールできなかったり。
そういうことって麦子のような境遇でなくても、経験したことがある人は多いと思う。
それでもたいていの人には次の日があるから修復がきくんだけど、麦子の場合は突然相手に死なれてしまう。
これはつらい。
わたしの母も突然亡くなってしまったので、この取り返しのつかない絶望感がとりわけ痛く感じる。

でも麦子は母を知らないから涙も出ない。
自分と同じように悪態をついていた兄ですら泣いているのに。
田舎を訪れて、第三者から語られる母の若かりし頃。母の夢や青春のかけら。
この物語は母を知るためのロードムービーなのだ。
手強くもゆっくりと氷塊していくわだかまり。
その姿にほっとする。

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Seventh Code [映画]

映画、に分類するのがちとどうかとも思うけれど。
黒沢清が前田敦子主演で映画を撮って、どこかの映画祭で賞をとった、と聞いたので見に行った。
1時間、という上映時間が疑問だったのだが、最後の最後で気が付いた。

あ、これ、ミュージックビデオ・・・

さすがの黒沢清の手腕、ロシアという見慣れない風景と聞きなれない言葉の響きの助けもあって、謎だらけの物語は雰囲気たっぷりに進んでいく。

前田敦子演じるアキコは東京で一度会ったきりの松永を追ってロシアにやってくる。
松永は当然彼女のことを覚えておらず、まったく相手にされない。
無茶に追いかけているうちにアキコは拉致され、パスポートやら荷物を一切合財奪われた状態で放置される。
それでもまだ松永を追い求めるアキコ。

なんかね、気持ち悪いのね。
もしこんなアキコという女性がいたら、正直怖い。
一度食事しただけなのに外国まで来てしつこくつきまとう女性。こわいです。
しかもなんかふてぶてしいのだ。
空き家に入ってぼろぼろになった服を着替える度胸の良さとか。
お金がないのに飲食店で食事を食べて「お金がない」と開き直ったり。
どこか頭のねじが外れてるような違和感。
O脚でごっついブーツをはいてがしがし歩く粗忽な感じと、松永に執着する繊細さのギャップとかね。

で、まあ最後にぜーんぶ氷塊するのだ。
とくにブーツは武器だったのか!と

それはいい、それはいいが、当然ミュージックビデオなので歌うのですね、前田敦子。
歌うシーンで全部台無しというか。
いや、わたし知らなかったけど彼女けっこういい声してるし、まあしっかり歌ってる。
けどこれだったら違う映像で歌だけ流してもよかったんじゃないかなぁ、と。
映画として上映するなら最後まで映画のスタイルを通してほしかった。
ていうか、映画として上映なんて言ってなかったのかしら?わたしがアホなだけ?

でもアイドルと変態仮面が戦って、アイドルが勝つとはなぁ・・・笑

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おそろしいカニ [日記]

会社の更衣室に北陸出張から帰った営業さんのお土産が置いてあった。
北陸、ってことでカニサブレと書いてある。

カニ・・・サブレ?甘いのん?カニが?あのカニが?

どういう成分構成になっているのか、と箱の裏をチェックしたが、カニはおろか魚介類のエキスすらはいっている記載はない。
至って普通のサブレの材料。
よくよくパッケージを見ると「カニ型サブレ」と書いてあった。

や、やられたな~
と同僚と笑って話はそこでおしまい。
になるはずだった。

さきほど配られたそのカニ型サブレを同僚が見せに来た(わたしは要りませんとお断り)。
大見得切ってカニ型サブレ、と書いてあるからには、見事なカニの形だと思うじゃない。
それが・・・四角かったね。
どこからどうみても四角。
で、その表面部分にカニの絵の型押しがしてあるだけだった。

カニ型じゃないじゃん。
カニの絵サブレじゃん。
しかもそのカニが「小学生の息子にカニ描かせました」といった風情の漫画チックなカニ・・・

ひどい。あまりにもひどいクオリティ。
あれを企画した人や、商品化を許可した人を全員集めて説教をしたい。
モノづくりのなんたるかを説きたい。

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剛毛 [日記]

昨年の大みそかの夕方、年越し蕎麦を食べに蕎麦屋へ行った。
毎年その店には30日に行くのだけれど、ダンナのお腹の調子が悪かったので大みそかになってしまった。
そこは名古屋のガイドブックに蕎麦と言えばここ、とほぼ間違いなく名前が載る有名店(まあウチは近いから行くんだけど・・・)
夕方の早い時間に行ったので、あまり待たずに席に座れたものの、なかなか蕎麦が出てこないし、待っているお客さんがどんどん増えてくるしで、大みそかにこの店は来ちゃいけないね、と話していた。

んが。
しかし、である。

わたしたちの隣に男女三人連れが先に座っていた。
すでに天ぷらなどおつまみを数種類肴にし、御酒をきこしめしていた。

蕎麦屋で天ぬきを肴に日本酒をくいっと一合あけてさっさと帰る、というのはわたしの憧れ大人スタイルである。
でもそういうのはやはり渋い蕎麦屋でカウンターの片隅で、というのがイメージ(ま、テーブルでもいいんだけど)。
ましてやこの店は、そういうタイプの店ではないような気がするし、もしそういう客歓迎の店であったとしても、大みそかである。
蕎麦屋が一年で最も忙しい一日。
そんな日にその一行は延々とおつまみをちろちろ注文し、ビールを飲み、日本酒を飲む。
注文するたびに、このメニューはどんなだ、酒はなんだと店員を呼びとめる。

空気読めないのか、読まないのか、他人のことはどうでもいいのか、客としての特権だと思っているのか・・・
わたしは頼まれてもこの状況でのんびりお酒を飲むなんて芸当、できやしない。
だって店はそんなに広くなくて、待っている人のスペースは当然かなり狭いのである。
そこにあふれんばかりの人が立ってこちらを見ているのだ。
すげー、この人たちの心臓にはきっと剛毛が生えているに違いない。

結局わたしたちが注文した蕎麦は注文してから40分後に出てきた。
そしてそれを食べ終わる頃、ようやく彼らは席を立ったのであった・・・

あそこまで悠々とされると、人目を気にしてそわそわするわたしが小さい人間なのかと思えてくる。
でも確実にあの待っているお客さんたちの呪いはがっつり受け取ったんじゃないかと思うよ・・・
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カノジョは嘘を愛しすぎてる [映画]

新年一発目は大好きな佐藤健の映画を見に行く!
と決めていたわけではないが結果そうなった。
去年試写会で見たけれど、前売りを買っていた。
年末見ようとしたら満席で見られなかったのよね~

公開4週目の平日夕方の回のわりにはお客さん多かったかな。
どうやら興行収入も10億超えたそうで。
首都圏ではかなりイベントを開催していたので、この成績がそれに見合う結果なのかは素人のわたしにはわからないけれど、まあそこそこヒットしているみたい。よかったよかった。

初見で何故感想を書かなかったか、というと、予想外の舞台挨拶で久々に会えたたけるんにぼーっとしたせいで、映画に集中できなかった、というわけではなく。
あれ?
ううん?

と思ったからである。
なんていうかね、すらすらすら~っと話がテンポよくすすんでいくのはいいんだけど、さらっとしすぎであっけなかったから。

健くんが出演するというので、原作の漫画を読んだ。
最初は天才サウンドクリエーターが主人公で偶然恋に落ちた高校生の女の子が天性の歌声をもっていて、という何とも尻がむず痒くなるような設定に及び腰だった。
でも流石に人気の漫画だけあって、枝葉末節の物語がとてもしっかりしている。
長編の連載漫画だけあって登場人物の心理描写が事細になされていて、どの人物も魅力的。
確かに面白いのである。大人が読んでもちゃんと面白い。
こういうこまか~い描写を映画で全部やれ、というのが無理なのはわかっている。
しかし、それにしてもずいぶんとさらっとしてやしないか。

その台詞の裏側には、あの人のあんな想いとかこの人のこんな行動がからんでいるのに、というフラストレーションがつのるつのる。
原作を読まずに見たらどうだったのか・・・(試写を一緒に見た同年代の同僚は「なんか駆け足だったよね~、でやっぱ漫画みたい」と言う感想だった)

けれど実はこの映画、テレビで放映されたサイドストーリーが存在するのだ。
それを見ると「ああ、これこれ、これが見たかったのよ」という内容。
でもね、映画って映画館でひとつの作品として見て面白いかで勝負すべきであって。
サイドストーリーを見てコンプリートじゃダメでしょ、と思う。
スピンオフという更なる面白さがある、というなら全然文句ないんだけど、この映画の場合は完全に補足。

決して出来が悪いわけじゃない。
キャスティングはほぼ満点に近いはまり具合(高木さんはもう少し愛嬌のあるオジサマがよかったけど)でお見事。
ファンのひいき目を抜きにしても、健くんの役作りは完ぺきだと思う。
あとやはり理子を演じる大原櫻子ちゃん。この子の声がすごい。
久々に劇中歌を聴いて鳥肌がたった。おまけにかわいい。
この子をオーディションで見つけたことは、この映画にとって本当に大きなことだったと思う。
いろいろ文句垂れてるけど、映画館で彼女の歌声を聴きに行く価値はあると思うよ。

たださら~っとしてんのよ。
この漫画、もしかしたら連続ドラマ向けだったのかもなぁ。
ツイッターで「号泣しました!」って書いてる子が沢山いて、本当かな?と思っていたら、後ろの席の女の子がマジで号泣していて。
どこで泣けるのか教えて欲しいよ・・・オバサンおいてけぼりだよ・・・
と二度目もさら~っと見終わったわたしは心の中でつぶやいたのだった。

あとエンドロール後の映像は一度目も思ったけどやっぱり蛇足だと思う。

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2014になりました [日記]

今年もよろしゅうに。

年末ダンナが胃腸風邪をひいたせいで、いろんな予定がフン詰まったものの、歳が明ければのんびり。
相変わらずダンナは調子が悪いようですが。

後半はなにやら忙しくて全然ブログの更新ができなかった。
もう少し時間のやりくりを上手くして、細々と書き続けたい。

とは思っています。

DSC_0458.JPG

決してこんな感じにはならぬよう・・・
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