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黒執事 [映画]

なんでも原作が漫画なんだとか。
原作を知らず、見るつもりもなかったのだが、ダンナの「あまりにくだらなさそうだから、そこんとこ確認したい」という謎な理由により見てきた。

世界が東西に分裂、どっちか忘れちゃったけど、片方は女王が君臨する世界。
で、その女王がなんのためかよくわかんないけど密偵(劇中では「犬」と表現)をあちらこちらに忍ばせていて、剛力ちゃんはそのひとり。
幼いころにわけあって、別人というか男性のふり・・・若き当主として伯爵家をしきっている(子爵だっけか・・・)
んでそこにぺったり張り付いて御身を守っているのがセバスチャンと呼ばれている執事。
異様に身のこなしが早い彼、剛力ちゃんの言うことならオールOK。
殺人や犯罪も厭わない。というか楽しんでやっている。なぜなら彼は悪魔だから。
そう、剛力ちゃんは悪魔に魂をささげる約束をしているのであ~る。

どうやら原作ファンからは俳優とキャラのイメージが違いすぎる、とブーイングがおこっているそうな。
まあわたしはそこんとこはわからないけれど。
気楽に楽しめる娯楽作としては、そこそこ。
美術、相当頑張ってます。
衣装、なかなか素敵です。
アクション、これかなり格好いい。
スピード感満点、スタイリッシュ!
メイド服アクションなんて、多くの男性の妄想を素敵に具現化したいい出来なんじゃないでしょうか。

でもまあ、物語に新鮮な驚きはないし、それにセバスチャンはなぜあんなしゃべり方なんだろう。
あのわざとらしいしゃべり方が気になって気になって・・・
優香が意外に熱演してたな。すごくうまいってわけじゃないけど、頑張ってるな~って。笑
でもあの高笑い、小池栄子にやらせたい気もする・・・最初っから悪者臭プンプンするけどね!
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麦子さんと [映画]

このところ新作が続々公開、の吉田恵輔の監督作品。
主演の堀北真希は、かわいいとは思うけれど俳優としては「つまんない」のであまり出演作を見ないのだが、予告編が面白そうだったので。※1

声優を目指す麦子は兄と二人暮らし。
そこへ幼いころに離婚して家を出た母親が突然やってきて、一緒に暮らし始める。
母親とどう接していいかわからず突っぱねた態度しかできない麦子だったが、病気で母は急逝する。
母の田舎へ納骨に訪れた麦子は、若いころの母にそっくりだと地元の人たちから歓待される。

親との距離感がうまく取れず、些細なことに反発したり、感情がうまくコントロールできなかったり。
そういうことって麦子のような境遇でなくても、経験したことがある人は多いと思う。
それでもたいていの人には次の日があるから修復がきくんだけど、麦子の場合は突然相手に死なれてしまう。
これはつらい。
わたしの母も突然亡くなってしまったので、この取り返しのつかない絶望感がとりわけ痛く感じる。

でも麦子は母を知らないから涙も出ない。
自分と同じように悪態をついていた兄ですら泣いているのに。
田舎を訪れて、第三者から語られる母の若かりし頃。母の夢や青春のかけら。
この物語は母を知るためのロードムービーなのだ。
手強くもゆっくりと氷塊していくわだかまり。
その姿にほっとする。

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